2013年1月30日水曜日

BMW4シリーズクーペ


  「BMW6がもっと安くなったらな〜!」という人は多いのではないでしょうか?私もそう思う一人なのですけど。BMWは、簡単にいうと技術系実力派メーカーでヨーロッパでは敵無しの性能を持つエンジンと、市販車ベースでも300km/hを軽々出せる上級モデルを武器にブランディングしているプレミアムブランド。
  日本でもとても人気があるのですが、自慢の性能は日本の公道では発揮できないし、ヨーロッパでは敵無しのエンジンも、ホンダ(次期NSX用4WD+HVなど)・日産(GT-R用など)・三菱(GDI)・スバル(DIT)・マツダ(クリーンD)・ヤマハ(トヨタ用小型スポーツ)・いすず(GM用)といった「世界を制服」した日本のエンジンから見れば「井の中の蛙」だ。世界最強のアメリカ軍だっていすずエンジンの軍用車で世界中を走っているわけですから。
  それでもブランディングが下手くそな日本勢を尻目に着実に高級車のシェアを伸ばしてますね。ブランド全体を貫く妥協のないデザインポリシーが日本メーカーとは大きく違います。ただ現実的な売れ線の廉価モデル(3シリーズ)はどこか所帯じみていて、500万以上も払ってまでほしいとは思いません(たとえ下取りが良いとしても)。決してデザインが悪いとかいうことはないし、もちろんいいクルマなんですけど。
   やっぱり6シリーズと比べてしまうのが問題ですね。あのクーペはかっこ良すぎます。しかもそこそこの中古車が400万くらいで買えてしまったりするので、いくら新型の3シリーズでもそれよりは希少性がある6のほうが満足感高いですね。燃費が気になるというなら、BMWなんかやめてカムリHVを買えばいいと思います。それより断然に問題なのは、1890mmの6シリーズの車幅ですね。せっかく広いクルマなのに、買い物にも行けないです。
  そんな日本の潜在的顧客の声が届いたかのようなクルマが今年発売されるようです。どこか満足できなかった3シリーズクーペを専用モデルにして、フロントのデザインが6シリーズっぽくなり、フロントとリアのバンパー周りはさらに新しいデザインになって機能美を感じます。なかなかいいクルマに仕上がっているようですが、実際に日本で発売されると、バブル世代くらいの女性の御用達カーになってしまいそう。それで男性ユーザーが見送ってあんまり売れないパターンかな。最終型のトヨタセリカみたいな運命か?
  

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