2013年3月25日月曜日

ジャガーXFは日本の若者に刺さるはずだが・・・

  このブログでは誰もが運転が「手段」ではなく「目的」になるくらいの最高のクルマばかりを語っています。その理由は日本ではクルマの維持費がとても高いので、お金を払っても乗っていたいと思わせてくれる「100%レジャー空間」なクルマじゃないといらないと私は思うからです。そこでそういうクルマばかりを、自分が買える範囲で追求していこうと思っているのですが、もともと日本車至上主義だったはずの自分の信念がだんだん揺らいできました。

  いままではドイツプレミアムが人気があっても、実際に700万円払って新車のセダンを買うならばレジェンドやマジェスタの方が断然に良いクルマに間違いないと思ってました(今でもそう思っていますが・・・)。例えばメルセデスのどこにレジャーを感じればいいのか全く分かりませんでした。BMW6やアウディTTのようなクルマには日本車にない魅力を感じたりはしますが、日本車がガチンコでライバルになる分野では絶対的に日本車が有利なので、ゴルフやBMW3が売れるのはおかしいというのが主張でした。

  しかしこのジャガーXFは見れば見るほどに、正面から日本車をなぎ倒すくらいのオーラを放っていて、もしチャンスがあるならこのクルマに乗りたいと考えています。まずなによりメルセデスには感じられない「レジャー空間」としての魅力に溢れています。これだけだったらレジェンドや日産の高級モデルの内装も同等の魅力があります。ジャガーXFの素晴らしいのは、日本車の高級セダンに感じる「年代の敷居」をあまり感じないことです。20台後半からでも自然に乗りこなせそうな若々しいデザインで、クルマの「対象年齢」はマツダのアテンザと同じくらいに感じます。

  ジャガーはもちろん年配の方にも憧れのブランドではあります。若者が乗るにはちょっと生意気というのが正直なところでしょうか。しかし結局フェラーリなどの一部の車種を除いてしまえば、中古車価格なんて散々なものですから「700万円するクルマ」なんて言われてもあまりピンときませんし、乗る時間が十分にある人なら300万くらい掛けてもいいんじゃないの?って思ったりします。ジャガーくらいで年寄りに気兼ねすることはないかなと思いますね(決してジャガーの価値は低いとは思いません)。若い人がこういう憧れのクルマに気持ちよく乗れない風潮が、日本に残っているところもあるようで、誤解されたくなくて諦めちゃう人も今の若い人には多いのかもしれません(300万円なんてプリウス買うみたいなものですよ)。

  「若者でも乗れる(乗りたい)ジャガーなのに、若者が乗りにくいジャガー」。そういう日本の風潮でジャガーというブランドはいまいち勢力を伸ばせていない感じがしますね(ジャガーの戦略が根本的に間違っている?)。あとは日本の自動車行政の過ちでガソリンスタンドが消えていて、同時にクルマ直す店も消えてしまっているので、ジャガーがマイナーブランドである限りは故障を考えるとかなりリスクがあります。実際2台持ちとかじゃないと楽しめないかもしれません。部品取りよせに時間がかかるので平気で1ヶ月使えなかったするとか・・・。そんな面倒もありますが、それでも乗りたいと自分は思ってしまいます( 勝手に乗ってろ)。
  
  

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