所用があり赤坂にある「東京ミッドタウン」にクルマで行ってきました。日曜日の午後で多くの買い物客でテナントはとても賑わっているにもかかわらず、マイカー利用者は少ないようで駐車場渋滞などはまったくありませんでした。スムーズに地下駐車場に進むと、空いている場所を探す必要もないくらいに、どこでも停められる状態でした。しかもどの場所も駐車スペースは十分で、東京西部に住む「田舎者」の私にとっては「豪華」すぎてとても驚きました。
さらに驚いたのは、異常なまでの「輸入車率」の高さで、軽く50%を超えていたと思います。地上であれだけ沢山走っている「プリウス」や「アクア」がなんと1台もいないのです。国産車は家族連れのミニバンが数台と、あとは各メーカーのフラッグシップセダンばかりだったと思います。いつもは大きく見える自分のクルマが平均以下の大きさ(小ささ)に見えてしまうほどでちょっと圧倒されました(不思議なほど小さく見えてしまうんですよね)。年配の女性が運転していたBMW1シリーズがまるで「日産マーチ」に見えるほどで、旧型のドイツ車などはもっと悲惨で、旧型メルセデスEクラスなどはデザインも古臭いので、完全に「空気」でした(ごめんなさい)。
輸入車で人気のフォルクスワーゲンなんて絶対にミッドタウンは「無理」という雰囲気です(ゴルフで乗り込んでいったら間違いなく「勇者」です)。BMWなら「M5」か「M6」、メルセデスなら「AMG63」じゃないとカッコ付かないほどです。前向きに駐車するのが基本ですが、M5だけが洞窟のような駐車場にわざわざ頭から入れて後向きに停めていて、尻についている「M」マークを必死で見せていて、とても面白かったですね(BMWの面だけじゃ笑われるのか?そんなことないだろ)。ポルシェ996型911もなんだか「軽のオープン」(コペン?)のような存在感しかなかったです。カイエンもぜんぜん「普通」のクルマに見えます。あくまで自分が感じたってだけですが・・・。
そんな想像を絶する空間でひと際輝いているのが、マセラティの「クワトロポルテ」と「グランツーリズモ」でした。ドイツ車を圧倒する存在感は抜群で、このクルマならフェラーリやランボルギーニに囲まれても一歩も引けをとらないほどに「優美」ですね。普段の「お買い物」にミッドタウンを使う人にとっては1500万円で4000万のランボルギーニ・アヴェンタドールに匹敵するマセラティはお買い得と言えるのではないでしょうか? 改めて実車を見ると「イタリア車」のレベルの高さをまざまざと感じます。「ドイツ車」で対抗できそうなクルマはオープン状態で入ってきた「SL・AMG63」くらいだったと思います。
「マセラティ>ジャガー(XJ)>レクサス=メルセデス>BMW>ポルシェ>アウディ」のヒエラルキーを感じました。「アベノミクス」で最近はマセラティが絶好調のようですが、この状況を見れば誰だってマセラティが欲しくなるのはよく分かります。それにしても「赤坂」の人々はやはりクルマの価値がよくわかっている人が多くて、見事にV8モデルばかりだったような印象があります。直4モデルの輸入車では決して入ってはいけない場所が「ミッドタウン」の地下駐車場ですね(東京近郊だったらどこ走っていてもバカにされますが・・・)。
↓「ミッドタウン・マッドネス」とはまさに・・・
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