2013年6月19日水曜日

R35GT-R 「日産が持て余すほどの国産スーパースポーツ。だけど性能以上に『特別なクルマ』な気がしてならない」

  「いつかはクラウン」じゃないが、イマイチ仕事に精が出ない若者達を奮い立たせる意味での「クルマの役割」は現在でも非常に効果があるように思う。「憧れのクルマ」と過ごす時間はかけがえのないものだ。2代目アテンザを生産終了直前で購入して、約1年感乗ってきたがとても幸せな時間を過ごせたと思う(クルマの代金分はもう十分に回収できたと思えるくらいだ)。それでもまだまだ、「あんなクルマに乗れたら・・・」と思わせるほどの「魅力あるクルマ」は幾つもある。いつかは乗ってみたいとまた新たな野心がくすぶるのを感じる。

  いま乗っている「アテンザ」を超えるステータスを感じさせてくれる「憧れのクルマ」も「国産の現行車種」に限定してしまうと、その数はだいぶ減ってしまう。というより厳密に言うと「R35GT-R」くらいしかないかもしれない。もう少しすれば、レジェンドとNSXが復活し、ソアラとスープラもやがて復活するのだろうけど。輸入車ならば「マセラティグランツーリズモ」「メルセデスCL」「ポルシェ911(991型)カレラ4S」「BMW6シリーズ」「シボレーコルベットZR1」・・・とりあえず10台は軽く出てきそうだ。

  よく「クルマにお金を注ぎ込む人は馬鹿」と言われるが、自分が幸せになれることにお金を使うことはそんなに悪いことだとは思わない。ローンを組まずに買える範囲なら好きなクルマに乗ればいいと思うし、自分の分身として人生を投影できるクルマに巡り会ったと確信したなら、初回の車検までに乗り換えるなんて思わないだろうから、5年も10年も夢中にさせてくれるクルマならば、むしろお得だと言える。

  たとえその「憧れ」のクルマが「日産R35GT-R」だったとしても、それで仕事が人一倍頑張れるのであれば、遠慮せずに新車で買ってしまえばいいと思う。これだけのクルマを所有してしまったら、もはや後戻りはできないだろう。それなりの経済力が要求されるから仕事や自分の生活への責任感が重圧となって襲ってくるだろうが、このクルマに乗れるならばそれほど苦痛じゃないと思えるならば問題ないはずだ。GT-Rを所有することで自分自身への意識は飛躍的に高まるだろうし、いま以上に「洗練された人生」が約束されたと言ってもいいかも(いいすぎか?)。

  簡単に言うと「R35GT-R」は乗り手を幸せにする力があるクルマだと思う。下世話な話だが、プロ野球選手の愛車の一覧などを見ていると、この選手がどういう意識を持った選手なのかが、なんとなくわかってしまう。「R35GT-R」を愛車にしている選手は、確認できただけで2人(巨人の坂本と千葉ロッテの唐川)だけでかなり少数派のようだ。だがどちらも球団を背負う若手のホープとして活躍している。

  あまり酷いことを言いたくはないが、ベンツに乗っているような選手にスターはまずいない。ポルシェに乗る若手は伸び悩む(カイエンは選手生命を縮めるのか?)。マセラティやランボルギーニに乗るベテラン選手は晩節を汚すタイプが多い・・・気がする。あくまで国産車好きの私の「色眼鏡」での見え方なので、気を悪くしないでほしい。

  日産がこんなことを意図したかどうかはわからないが、R35GT-Rにはその性能とはまた違った「魅力」が備わっているように感じる。ちょっと高価だけれども、自分の感性に最高にマッチしたキーホルダーやネックレスを身につけていると、物事が上手くいくことがある(私はそれを何度も経験しているので、キーホルダーやボールペンにムダにカネをかける)。GT-Rはそんな効果が詰まった「究極のアイテム」なのではないかという気がするのだ・・・。おそらく900万円出して買ったら、次の年にその倍のお金が返ってくるのでは・・・。


小沢コージさんがマジで面白いです。クルマDVDには珍しいほどの、とても清々しい内容で、続編がぜひ見たいです。

  
  

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