クルマについていろいろ知りたいと思い、あれこれとクルマ本を読んだり、詳しい人に話を聞いたりしていると、しばしば遭遇するのが「R32は凄かった!」みたいな旧型車への惜しみない賛辞です。昔ワルをやっていたオッサンなんかに喋らすと、「湾岸線で250km/hで走っている横を何台もすり抜けてってさ〜」なんて「本当かな?」という話がたくさん飛び出してきてリアクションに困ったりします。そういう時は「スゲっすね!」しか言っちゃダメです。変にツッコミを入れるとおかしな空気になりますから・・・。
「昔のスポーツカーは"神"だったけど、今のスポーツカーは"クズ"ばっかだ・・・」みたいなことを言われちゃうと、作る側もどんどん臆病になっていきます。「ファンとは変化を望まぬ人々」という金言もありますが、RX8が、NCロードスターが、CR-Zが、86が浴びてきた批判がメーカーのやる気を失わせ、それらのクルマを楽しむユーザーの声を掻き消し、スポーツカーを巡るあらゆるエネルギーを吸い尽くしてしまう疫病神になっている気がしなくもないです。
もっとも批判はあって然るべきだとは思います。出来ることならば相手に対して「思いやりのある批判」であればいいのですが、まあそんなに都合良く世の中が「理性的」であるなんて幻想でしかないですが。なにせ専門家の間でも「スポーツカーの定義」など千差万別で、中には極端な例ですが「BMWはスポーツカーだけど、スズキはスポーツカーではない」くらいのざっくりとした考えもあるようです。実際には「BMWもスポーツカーではない」と思うのですが。
そもそも専用設計のスポーツカーってどれくらいあるの?って話です。本体価格1000万円以下で日本で発売されている専用設計車は・・・トヨタ86/スバルBRZ、マツダロードスター、ロータス(エキシージ、エヴォーラ、エリーゼ)、ポルシェ(ボクスター、ケイマン)、ジャガーFタイプに新たに発売されたアルファロメオ・4Cくらいなものです。あとは全てプラットフォームの流用による「改造乗用車」に過ぎません(ケータハムなどマイナーブランドを除く)。ほんの数年前までは他にもトヨタMR-S、ホンダS2000、マツダRX8そしてNSXがあったわけですが・・・。
日本未発売のものを含めるともっと増えるか?というと、少なくとも日本で知れ渡っているメーカーからはこれに該当するモデルは作られていないと思います。それゆえにトヨタ86などは、世界各地で最大級の賛辞で歓迎されていますし、「こんなリーズナブルな価格で専用設計スポーツカーを作ってしまう"クレイジー"なメーカーはトヨタ(スバル)とマツダだけだ!」といって「日本の自動車産業」への尊敬を集めています。最近じゃ車種が少なくなったこともあり、86やロードスターの世界的な価値が十分に広まったこともあって、雑誌に叩かれることもなくなりましたし、「ロードスターと違ってZ4の直進安定性は凄い!」みたいな訳分かんない記事に出会うこともほとんどなくなりました。Z4は3シリーズのシャシーを切り詰めて使っているのだからそんなことは当たり前ですよね・・・。
「ロータス」も「ポルシェ」もそしておそらく「アルファ4C」も、その専用設計の強みを十分に認識されて日本のオーナーからも愛されています。ゴルフをベースにした「アウディTT」や、スカイラインをベースにした「フェアレディZ」、インプレッサベースの「WRX」、Cクラスベースの「メルセデスSLK」とは旋回性能が断然に違うというのもありますが、やはり「専用設計」の魅力というのは大きいと思います。
そしてこれらと同じように「専用設計」スポーツの強みを発揮して、既存のスポーツカブリオレを蹴散らして世界の注目を集めるジャガーFタイプとそのクーペ版も、「よくぞ!作ってくれました!」と歓迎したいです。先行発売されたコンバーティブルよりも断然にお買い得になったクーペはV6スーパーチャージャー(340ps)が823万円!そしてフェラーリやランボルギーニのラインナップにも劣らないハイパワーを誇るV8スーパーチャージャー(495ps)がなんと1029万円!の大バーゲン価格になっています。
A45AMGの方が360psも出て658万円!だからお買い得といわれればそうかもしれません。どんな安いクルマでも昔にくらべて断然に高性能になった乗用車のシャシーに、ハイパワーのエンジン載せているだけで満足するならばそれがいいでしょう。メルセデスが鍛えぬいたシャシーのポテンシャルを存分に味わうというのも素晴らしい楽しみ方だとは思います。それは「GT-R」や「WRX」や「M3/M4」が日産、スバル、BMWのシャシーの優越性をアピールするものであるのと同じです。
その一方で「サルーンとスポーツカーは違う」と考えるメーカー、トヨタ、マツダ、ジャガー、アルファロメオ、ポルシェがやっている「極限まで振り切った作り分け」というのも、「クルマの機能性の分化」を踏まえた上で味わうと、サルーンもスポーツカーもさらに「個性的」に感じます。「統合型メーカー」と「分化型メーカー」とどちらが良いかは好みによると思いますが、レクサスやフェラーリのサルーンサイドを担当するマセラティが、メルセデス、BMW、アウディを徐々に圧倒しつつあるのかなという気がします。
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↓このシリーズには珍しく技術的な解説がとても濃いです。
2014年7月7日月曜日
2014年4月14日月曜日
ジャガーFタイプ 「越えられない壁」
スーパーカーの線引き?というわけじゃないのですけど、「リアル」での会話で話題になったときに、どうしようもない違和感を感じることが・・・。スポーツカーといってもその中ではピンキリで「Fタイプ(1000万円)」「アヴェンタドール(4000万円)」「ヴェイロン(2億円)」の3台は全然別の次元のクルマなんだ!という前提がない人(普通の人ですが・・・)と話をするときは結構厄介だなと思います。とりあえず私のような貧乏人は「Fタイプ」には興味あるけど、「アヴェンタドール」「ヴェイロン」クラスには全く感心がないわけです。
「この前ジャガーFタイプっていう新型スポーツカー見たんですけど、"存在感"が想像よりも断然にスゴくて!やっぱり音かな・・・」とか率直な感想を述べたりと、まああれこれ話した後で、最後にボソっと「やっぱスーパーカーといえばヴェイロン」みたいなこと言われると、思わず「え?」ってフリーズしちゃいそうになります。そして内心ではヴェイロンなんてコストと使用環境考えるとスーパーカーというより「飛べない自家用ジェット」じゃん! VWもそんなくだらないもの(失礼!)をつくる暇があったら、ホンダみたいに小型ジェット機でもつくればいいじゃん。
「Fタイプ」も「ヴェイロン」もひとまとめに「スーパーカー」と分類するのが、ちょっとややこしいです。人によっては「Fタイプ」はただのスポーツカーだと主張されるかもしれませんが、日本車初のスーパーカーがホンダの初代NSXだとするならば、このFタイプもスーパーカーでいいと思います。そして実際に道でこれらのスーパーカーに出会うと、もう全てが違うことにガキみたいに興奮してしまいます。
「マセラティ・グランツーリズモ」や「BMW6」を見ても「いいな〜」とは思いますが、スーパーカーを見た時の「心が震える」感覚とは、残念ながら全く異質で、あくまで「良いデザインの高級車」でしかありません(良いデザインのクラウン?くらい)。FRに4座というありきたりな「高級車設計」であることと、ブランドの他のモデルとデザインを共通としている点がプレミアムブランドの「高級乗用車」であり、その既成概念を全て打破した段階のクルマに「スーパーカー」のオーラが宿るのかなという気がします。
先日、某高級住宅街の路上でジャガーFタイプに遭遇しました。時速30km程度の低速で狭い路地を突き進んでいましたが、やはり別格ですね。この街区にはパナメーラが青空駐車されていたり、路地に面する住宅前の駐車場の半数以上がドイツ車によって占められているような場所なんですが、Fタイプの「破壊力」は完全にそれらの上に位置しています。その光景を見てこのクルマの隠された「価値」はこれだ!と気がつきました。
最近ではメルセデスやBMWの価値がかなり暴落していて、輸入車大好きなライター達もこの状況を機敏に感じ取っているようで、昔と比べてEクラスや5シリーズを絶賛するような記事は見られなくなりました。誤解を恐れずいうならば、Eや5が例えばマツダアテンザと比べて良いクルマだと確信させてくれる決め手がなくなってしまったことが大きいのかも。アテンザだけではなく、プレミアムセダンを喰ってしまうような好デザインのクルマは着実に増えてきています。
もはやAMGやRSといった高性能モデルとレクサスLSやメルセデスSのようなクルマじゃないと「プレミアムブランド」の価値を十分に表現できなくなってきたわけです。カッコ悪いしエンジンは4気筒ターボだし、「メルセデスって何?」「BMWって何?」・・・まあそういう時代です。そんな中途半端なターボエンジン載せるくらいなら、トヨタに頭下げて、プリウス用とカムリ用のHVシステムを貰い受けて1〜7シリーズとA~Sクラスまでベースグレードに使えばいいと思ってしまうくらいです。
閑静な高級住宅地の近くには必ずといっていいほど「反社会勢力(ヤクザ)」が存在したりしているわけで、Fタイプを見かけた街でも黒塗りのLSやマジェスタが列を成して狭い路地を走ることがあります。そんな場所でLSやSクラスに乗りたいと思いますか? なのでヤクザに思われたくないけど、国産車には無い魅力を備えたクルマに乗りたいという人には「Fタイプ」というのはかなり理想的な選択じゃないでしょうか?
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「ジャガーFタイプの試乗動画」
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「この前ジャガーFタイプっていう新型スポーツカー見たんですけど、"存在感"が想像よりも断然にスゴくて!やっぱり音かな・・・」とか率直な感想を述べたりと、まああれこれ話した後で、最後にボソっと「やっぱスーパーカーといえばヴェイロン」みたいなこと言われると、思わず「え?」ってフリーズしちゃいそうになります。そして内心ではヴェイロンなんてコストと使用環境考えるとスーパーカーというより「飛べない自家用ジェット」じゃん! VWもそんなくだらないもの(失礼!)をつくる暇があったら、ホンダみたいに小型ジェット機でもつくればいいじゃん。
「Fタイプ」も「ヴェイロン」もひとまとめに「スーパーカー」と分類するのが、ちょっとややこしいです。人によっては「Fタイプ」はただのスポーツカーだと主張されるかもしれませんが、日本車初のスーパーカーがホンダの初代NSXだとするならば、このFタイプもスーパーカーでいいと思います。そして実際に道でこれらのスーパーカーに出会うと、もう全てが違うことにガキみたいに興奮してしまいます。
「マセラティ・グランツーリズモ」や「BMW6」を見ても「いいな〜」とは思いますが、スーパーカーを見た時の「心が震える」感覚とは、残念ながら全く異質で、あくまで「良いデザインの高級車」でしかありません(良いデザインのクラウン?くらい)。FRに4座というありきたりな「高級車設計」であることと、ブランドの他のモデルとデザインを共通としている点がプレミアムブランドの「高級乗用車」であり、その既成概念を全て打破した段階のクルマに「スーパーカー」のオーラが宿るのかなという気がします。
先日、某高級住宅街の路上でジャガーFタイプに遭遇しました。時速30km程度の低速で狭い路地を突き進んでいましたが、やはり別格ですね。この街区にはパナメーラが青空駐車されていたり、路地に面する住宅前の駐車場の半数以上がドイツ車によって占められているような場所なんですが、Fタイプの「破壊力」は完全にそれらの上に位置しています。その光景を見てこのクルマの隠された「価値」はこれだ!と気がつきました。
最近ではメルセデスやBMWの価値がかなり暴落していて、輸入車大好きなライター達もこの状況を機敏に感じ取っているようで、昔と比べてEクラスや5シリーズを絶賛するような記事は見られなくなりました。誤解を恐れずいうならば、Eや5が例えばマツダアテンザと比べて良いクルマだと確信させてくれる決め手がなくなってしまったことが大きいのかも。アテンザだけではなく、プレミアムセダンを喰ってしまうような好デザインのクルマは着実に増えてきています。
もはやAMGやRSといった高性能モデルとレクサスLSやメルセデスSのようなクルマじゃないと「プレミアムブランド」の価値を十分に表現できなくなってきたわけです。カッコ悪いしエンジンは4気筒ターボだし、「メルセデスって何?」「BMWって何?」・・・まあそういう時代です。そんな中途半端なターボエンジン載せるくらいなら、トヨタに頭下げて、プリウス用とカムリ用のHVシステムを貰い受けて1〜7シリーズとA~Sクラスまでベースグレードに使えばいいと思ってしまうくらいです。
閑静な高級住宅地の近くには必ずといっていいほど「反社会勢力(ヤクザ)」が存在したりしているわけで、Fタイプを見かけた街でも黒塗りのLSやマジェスタが列を成して狭い路地を走ることがあります。そんな場所でLSやSクラスに乗りたいと思いますか? なのでヤクザに思われたくないけど、国産車には無い魅力を備えたクルマに乗りたいという人には「Fタイプ」というのはかなり理想的な選択じゃないでしょうか?
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ラベル:
006ジャガー(ブランド),
103スポーツカー(車種),
ジャガーFタイプ
2013年11月26日火曜日
ジャガー・Fタイプクーペ 「2シーターFRクーペという個性」
ジャガーの新型スポーツ「Fスポーツ」にハードトップを配したクーペが登場しました。ジャガーというブランドも世間ではずいぶんとナメられているようで、確かに高級車ブランドとしては存続が危ぶまれるような一面もあるせいか「斜陽」なイメージがあるようです。それでもこのメーカーは必死になって今もそのラインナップに「魂」を込め続けていると感じている人も少なくないようです。私もジャガーに頑張ってもらいたいと思っている一人です。
2シーターのFRクーペしかも価格が1000万円オーバーとなると、もはや小市民の乗るクルマではなく、ゴルゴ13のようなスペシャル・エージェントが愛用するマシンかもしれません。しかし情報化が進んだ現代は、スペシャル・エージェントの時代と言ってよいかもしれません。パソコンなどの情報機器さえあれば、過疎地域に住んでいてもビジネスが出来てしまいます。テレビも新聞も百貨店も書店も”ネット"という悪魔に飲み込まれていくのは時間の問題ですし、すべてのBtoCビジネスはネット広告に牛耳られていくはずです。そして組織に属しないで好きな仕事をする人もどんどん増えていくでしょう。
組織に属しない自由な空気を吸っている人間の特典は、「好きなヤツだけと付き合っていけばいい」「好きなところに住んでいい」「好きなときに休んでいい」「好きなクルマに乗っていい」・・・・、まあなんでも「好きにしろ」ってことです。余計なことをダラダラ書きましたが、このジャガーFタイプというクルマが新たに世界に現れた理由をあれこれ考えると、日本にもアメリカにもドイツにも"ゴルゴ13"が今後増えていくだろうという「見通し」こそが答えなんじゃないかと思うのです。
別に1000万円以上する高級車じゃなくて、ジムニーでも別にいいとは思うのですが、高級車にはそれなりの「意味」があります。組織に属しない人間にとっての必須アイテムは高級時計なんだそうです。とくに中国や台湾に行って仕事をするならば、100万円くらいの時計をしていかないとまとまる話もなかなかまとまらないのだとか、いつかの「私の履歴書」にそんなことが書いてありました。つまり一匹狼のエージェントがジャガーFタイプでクライアントの元を訪れれば、「コイツなら信頼できそうだ」となるわけです。そのための1200万円ならお手軽な投資と言えるかもしれません。少なくともセルシオに乗っている人間よりは間違いなく信頼されるはずです。
レクサスLSの現行モデルよりもずっと「自由な空気」を持ったビジネスカーこそが「Fタイプ」の本質なのでは? 2シーターのFRクーペは「アングロサクソン」のクルマです。ジャガーもそうですが、アストンマーティン、シボレーコルベット・・・英米メーカーが本場です。20世紀のアングロサクソンの成功の象徴と言ってもいいかもしれません。そんなクルマで日本人が調子に乗っていると笑い者なのかもしれませんが、ここまでアメリカナイズされた日本社会でマツダだ!スバルだ!言ってても虚しいだけじゃないですか? 経済そのものが「アングロサクソン」のルールで動いているのだから、フェラーリなんかじゃなくDB9こそがビジネスの流儀!と言い切ってしまっていいでしょう・・・。
さんざん偉そうなことを書いてきましたが、もちろん毎月のように数千万単位の仕事が舞い込む「敏腕」のみに許される生活です。まだまだ日本にはそういう文化は早いかもしれませんが、TPPが結ばれれば日本も晴れて「アングロサクソン」のルールに支配されるわけです。東京MSでジャガーFタイプクーペをぼんやりと見つめながら、ドイツ車やレクサスなんかじゃなく、このクルマに乗ったヤツが勝者なんだなと感じた次第です。私のようなボンクラでもなんだか心の奥に闘志がひしひしと湧いてくる想いでした・・・。
2シーターのFRクーペしかも価格が1000万円オーバーとなると、もはや小市民の乗るクルマではなく、ゴルゴ13のようなスペシャル・エージェントが愛用するマシンかもしれません。しかし情報化が進んだ現代は、スペシャル・エージェントの時代と言ってよいかもしれません。パソコンなどの情報機器さえあれば、過疎地域に住んでいてもビジネスが出来てしまいます。テレビも新聞も百貨店も書店も”ネット"という悪魔に飲み込まれていくのは時間の問題ですし、すべてのBtoCビジネスはネット広告に牛耳られていくはずです。そして組織に属しないで好きな仕事をする人もどんどん増えていくでしょう。
組織に属しない自由な空気を吸っている人間の特典は、「好きなヤツだけと付き合っていけばいい」「好きなところに住んでいい」「好きなときに休んでいい」「好きなクルマに乗っていい」・・・・、まあなんでも「好きにしろ」ってことです。余計なことをダラダラ書きましたが、このジャガーFタイプというクルマが新たに世界に現れた理由をあれこれ考えると、日本にもアメリカにもドイツにも"ゴルゴ13"が今後増えていくだろうという「見通し」こそが答えなんじゃないかと思うのです。
別に1000万円以上する高級車じゃなくて、ジムニーでも別にいいとは思うのですが、高級車にはそれなりの「意味」があります。組織に属しない人間にとっての必須アイテムは高級時計なんだそうです。とくに中国や台湾に行って仕事をするならば、100万円くらいの時計をしていかないとまとまる話もなかなかまとまらないのだとか、いつかの「私の履歴書」にそんなことが書いてありました。つまり一匹狼のエージェントがジャガーFタイプでクライアントの元を訪れれば、「コイツなら信頼できそうだ」となるわけです。そのための1200万円ならお手軽な投資と言えるかもしれません。少なくともセルシオに乗っている人間よりは間違いなく信頼されるはずです。
レクサスLSの現行モデルよりもずっと「自由な空気」を持ったビジネスカーこそが「Fタイプ」の本質なのでは? 2シーターのFRクーペは「アングロサクソン」のクルマです。ジャガーもそうですが、アストンマーティン、シボレーコルベット・・・英米メーカーが本場です。20世紀のアングロサクソンの成功の象徴と言ってもいいかもしれません。そんなクルマで日本人が調子に乗っていると笑い者なのかもしれませんが、ここまでアメリカナイズされた日本社会でマツダだ!スバルだ!言ってても虚しいだけじゃないですか? 経済そのものが「アングロサクソン」のルールで動いているのだから、フェラーリなんかじゃなくDB9こそがビジネスの流儀!と言い切ってしまっていいでしょう・・・。
さんざん偉そうなことを書いてきましたが、もちろん毎月のように数千万単位の仕事が舞い込む「敏腕」のみに許される生活です。まだまだ日本にはそういう文化は早いかもしれませんが、TPPが結ばれれば日本も晴れて「アングロサクソン」のルールに支配されるわけです。東京MSでジャガーFタイプクーペをぼんやりと見つめながら、ドイツ車やレクサスなんかじゃなく、このクルマに乗ったヤツが勝者なんだなと感じた次第です。私のようなボンクラでもなんだか心の奥に闘志がひしひしと湧いてくる想いでした・・・。
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006ジャガー(ブランド),
103スポーツカー(車種),
ジャガーFタイプ
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