日曜日の中央自動車道・石川SA。まだ朝6時だけども、ここのラーメンは美味しいから空いている時間に寄る時は食べておきたくなる。東名&新東名のSAはどこも「味がしない」「干し肉&干し野菜」の食べたことを後悔するレベルですが、中央道ではそういう粗悪さがあまり見られない。そもそもラーメンの旨さなんて千差万別なので、「日本一旨い!」とか短絡的なことは言いませんけど、早朝でも美味しく完食できるという「普通さ」がSAの食事ではなかなか得られません。
国立・府中ICから中央道に乗って5分足らずでもう休憩。しかも「朝からラーメン!?」と怪訝な表情の彼女を連れて駐車場を歩いていると、2人同時に同じクルマに眼が釘付け。視線の先に停まっていたのが白いボディにシルバーのラインを輝かせた「シトロエンDS4」!これはなかなか実車を見る機会が少ないクルマの1つです。街で見かけるシトロエン車はC3とDS3のBセグの2台が断然に多いです。理由は単純明白でこの2台が趣味のクルマとして非常に完成度が高い!といってしまえばそれまでなんですけど、「コンパクト高級車」というコンセプトを見事にクリアしている希有なモデルとして、弱小ブランドのクルマながら十分に存在感を発揮できています。
C3/ DS3よりも一回り大きいCセグHBの「DS4」は、やはりメルセデスやBMWまで参戦してくるクラスになるので、ある程度の苦戦は致しかたないところです。しかもアルファロメオ・ジュリエッタと並んで、ベースグレードで単純に比較すると、ゴルフや1シリーズ、Aクラスといった有名どころよりも高い価格設定ですから、結局のところ相当なシトロエン贔屓の人しか購入しようと思わないわけです。このクルマと共通設計のプジョー308も販売は低迷していて、「カブリオレ」「リトラクタブルハードトップ」といった個性を求めるユーザーには愛されていますが、今後は日本での商売はいろいろ難しそうです。
それでもやはり「スペック表に載らない個性」ってのがあるんですよね!いや〜恐れ入りましたこの「シトロエンDS4」は文句なしにカッコイイです! 「マツダ・アクセラ」が一念発起してゴルフ・1シリーズ・Aクラスをまとめて負かしに行きましたが、やはり世界は広いです・・・上には上がいるもんですね。マツダ視点での話で恐縮ですが、マツダデザインの真価は「サイドシルエットのバランスの良さ」にあって、そこから回り込んだフロントやリアの造形とシルエット全体の整合性もドイツ車全般を見下すことも出来るほどに突き抜けたセンスの良さが光ります。しかしシトロエンDS4も360度あらゆる視点において隙がないです。
さらに言うならば、マツダが「鼓動」デザインに目覚めるよりも早く「デザインの時代」の到来を告げたのがシトロエンの「DSライン」で、マツダの現在の方針は完全にこれの「後追い」と言えます。シトロエンのデザインも「DSライン」が出来る前をみれば、極めて平凡なものだったりするのですが、いざフランスのブランドが本気でカッコいいデザインを作ってくると、「シトロエンってのは抜群にセンスがいい!」みたいなことを調子良く言って叫んでしまいます・・・日本人のコンプレックスは悲しい限りです。
シトロエンは「ハイドロサス」のフラッグシップC5以外は全て、トーションビームです。ゴルフ・1シリーズ・Aクラスのユーザーからしてみれば、高級車=「マルチリンク」であることがポイントだったりするのでしょうけど、最近のトレンドである低燃費化の切り札として、あらゆる部品の「軽量化」の中でサスペンションをより簡素なものに変える動きもあります。軽量化か?安定性か?の二者択一といったところでしょうか。
ただ現実問題として「独立担荷式」(マルチリンクなど)を信奉しているドイツ車&マツダ&フォードがそのアドバンテージをどこまで使えているかは非常に微妙なところで、この前もある評論家がフィエスタ(車軸式)はメルセデスCクラスより乗り心地が良いと強調していた。この「下剋上」現象が起こっているのは、今が欧州車にとっては設計面で大きな変化を必要とする過渡期であることによるようです。
近年では250km/hといったハードな走行条件を意識しなくなったため、ポルシェやガヤルドのようなスポーツカー並みのサス剛性を強調した設計から開放され、車重があるクルマの方がバンプしないから乗り心地がいいという時代でも無くなったってことです。車体を軽い小型車の簡易的サスに付随するバンプストッパーの性能・品質が向上して「逆転現象」が起こったわけです。このバンプストッパーによる仕上げで欧州車らしからぬ乗り味で革新的な立場にいるのが何を隠そう「シトロエン」です。まあメルセデスも新型CクラスではSクラス用のサスを投入して「名誉挽回」を図ってきましたが・・・。
もちろん「乗り味」の好き嫌いはあるでしょうけど、ゴルフやフォーカスの先を行くシーンを変えるかもしれない前衛的な姿勢を持ったクルマなので、まあいいんじゃないかという気がします。PSAの「右ハン&4AT」はカスと専らの評判でしたが、今回正規輸入はすべて右ハン!・・・しかし車幅がだいぶ広がったためにハンドルやペダルの位置といったネガはだいぶ抑えられたようです(ただし右ハンだけブレーキがVW日本仕様並みにカスらしいが・・・)。さらにC3/DS3は未だに4ATですが、C4/DS4はC5と同じ6ATに変更されていますので、こちらも「すぐ壊れるゴミ」というシロモノではなくなりました。
だいぶ話が長くなってしまいましたが、スタイルはこのクラスでは「断トツでナンバー1」です。気になる点は「価格」と「ブレーキ」だけでしょうか。ただし悪いと言ってもゴルフと同程度ですよ!ってことです。なかなか今の日本のニーズに合ったクルマなんじゃないかと思うのですがいかがでしょうか。
リンク
「シトロエンDS4 動画」
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2014年5月10日土曜日
2013年3月31日日曜日
最強の2台 シトロエンC5セダン&アウディTT
クルマメーカーは出来るだけ多くのユーザーに選んでもらうために、あれこれと考えて「バリュー価値」の高いクルマを作っている。例えばホンダのオディッセイのようにミニバンでありながらドライビングの楽しさに比重を持ってくるという発想が出てくる。しかしトヨタのアルファードと比べればミニバンとしての快適性は劣るし、ポルシェボクスターにはドライビングフィールでは勝てない。スタイリングだってシトロエンDS5には及ばない。そんな中途半端なクルマはそれほど支持されないことが多い。
↓アウディTTをべた褒めしてます。シトロエンC6が収録されているので、C5は大衆車扱いでスルーのようです。まあしょうがないか・・・。
本当にカーライフを満喫したいならクルマは2台あるといいのかもしれない。1ヶ月に2000km以上走行するなら、スーツをローテーションするようにクルマもローテーションさせるのは理にかなっていると思う。2台あれば1台故障しても、代車に乗らずに済むので、故障リスクが高いであろう輸入中古車でも手を出しやすくなる。もちろんクルマの費用は2倍になるが、考えようによっては納得できるクルマを2台揃えれば、長期でクルマを保有するようになるので割安になるとも言える。何より素晴らしいのは、方向性の違う2台を所有することでドライブコースによってクルマを使い分けられることだ。
このブログのタイトルのように「クルーズカー」と「GTカー」を1台ずつあれば、自分みたいなクルマ大好き人間にとっては最高に人生を楽しめると思う。それではベストな2台とは何だろうか?2台持てるならば総合的に良いクルマではなくて、ストロングポイントを持ったタイプのクルマの方が楽しめそうだ。
クルーズカーに求める個性は、やはり乗り心地などの快適性になると思う。もちろんスタイリングもとても大事なポイントだ。この2つをしっかり押さえているのが、シトロエンC5セダンでしょうか。ハイドロサスペンションとDWB&マルチリンクの足回りは、トヨタのマジェスタのエアサスなど高級車に匹敵する装備で、400万円台のクルマにしては満足感の高い装備だと思う。さらに長距離ドライブへの適正を備えた1.6Lターボにエンジンが変えられていてリッター10kmは出ると思われる(車重がかなりあるので輸入車はそれほど燃費出ないかも・・・)。ただこのハイドロサスに慣れるともうほかのクルマには乗れないといった声も耳にするので、そこまで中毒性が高いのもちょっと考えものかも・・・。
GTカーはもちろんハイパワーに比重があるのだが、できれば軽量化技術が進んだクルマを選んで、その軽さを峠道で楽しみたいです。軽量スポーツカーと言えば、ポルシェとロータスのスポーツカーということになるが、やや外観が「本気過ぎる」のと完全2シーターはいくらなんでも、息苦しくて長距離にはあまり向かないというちょっとネガティブな印象がある。ソフトトップのオープンだと保管場所の問題があるし、ハードトップのオープンだと重量がかさんでしまう。結局は日本車のスポーツカーを除くと、結構選択肢が少なかったりする。そんななか、この狭い条件を潜りぬけた奇跡の1台がアウディTTだ。ゴルフGTIよりも軽量化(−60kg)が図られていて、このデザインならかなり納得できる1台だと思う。
この2台を中古で買うと合計で約600万円くらいです(300万ずつ)。800万くらいするレクサスGSやBMW5を買うよりずっと楽しめるのではないでしょうか?(維持費は2倍ですが・・・)
この2台を中古で買うと合計で約600万円くらいです(300万ずつ)。800万くらいするレクサスGSやBMW5を買うよりずっと楽しめるのではないでしょうか?(維持費は2倍ですが・・・)
↓アウディTTをべた褒めしてます。シトロエンC6が収録されているので、C5は大衆車扱いでスルーのようです。まあしょうがないか・・・。
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