2013年2月23日土曜日

アルファロメオなら「GT」より「ブレラ」だ

  輸入車で買ってみようかなと思わせてくれるクルマは、なかなか無かったりします。BMW6などはかっこいいのは分かるのですが、車幅1890mmとなると、都内のコンビニやラーメン屋の駐車場(道路沿いの狭いヤツ)に停めるのは至難のワザですね・・・。現実的に所有してちゃんと使えるクルマは限られています。そういう心配をしなくてすむ小型の輸入車となるとなんというか「粗雑感」があって、これなら日本車の方がいいなということも多いです。

  そんな中、この「ブレラ」というクルマは輸入車のオーラ漂う内外装の質感と、納得の動力スペックを持ち合わせた、ちょっと食指の動く一台です。簡単にいうとアルファロメオ156(Cセグセダン)のクーペ版です。アルファロメオ156とその後継の159は日本市場から撤退してしまって、まもなく生産中止だそうですが、その基本性能はCセグFF車としてはなかなかのものです。ブレラに設定されているのは直42.2LのNAエンジン(3.2LのV6もある)でフロントサスがダブルウィッシュボーン、リアサスがマルチリンクと理想的なパッケージです。右ハンドルでMTのちょうど良い中古車があれば(色も大事かな)、マツダやホンダのファンなら欲しくなるんじゃないでしょうか?

  だいたい200万円くらいで買えるので、ドライブを楽しみたいならアクセラやオーリスの新車はやめてこれにしてもいいですね。ただ故障のリスクは日本メーカーと比べて相当高いらしく、AT車は避けた方がいいとか・・・。あとある程度はエンジンを弄れるくらいに勉強しておかないと、変な症状が出た時にパニックになりそうですね。

  このクルマももう一つ素晴らしい点が内装です。日本車やドイツ車のインパネとはデザインの概念が違うのか?というほどに良く出来ています。インパネのデザインでこれほどに惹き込まれたのは初めてかな・・・。見ればみるほどに整った良いデザインです。これは156も159も共通して素晴らしいです。現行のジュリエッタ(悪くないですが)とはぜんぜん違いますね。クルマ乗ってる間ずっと見ていなきゃいけないのだから、内装が「退屈」なクルマは嫌ですね・・・。マツダやスバルの以前の内装はあまりにヒドいので中古車を買うのを躊躇ってしまうほどです(BL系レガシィは内装以外はいい感じなのですが・・・)。

  このアルファロメオ・ブレラはデートカーとしては最強の一台ですね(これぞスペシャリティ&ホットハッチです!)。クルーズカーとしての動力性能も十分で、ドライブも絶対に楽しいと思います。もし機会があったらぜひぜひ所有してみたいですね。

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